米ドルは火曜日米国第3四半期国内総生産が2.8%から2.2%へ下方修正されたにも関わらず強化した。下方修正された国内総生産は株式市場上昇の妨げとならず、リスク選好の伸びからドル強化をもたらし、価格調整が続いていることからもそのことが伺える。しかしドル強化は中古市場が+2.5%に対し+7.4%と予想以上の伸びを記録したことからもたらされたことは否定できない。
ユーロは米国内総生産の発表から上昇しようとしたが、ユーロ売り圧力が強く、対ドルで1.4220ドルまで下落した。しかし取引の気配からユーロ下落圧力は弱まっているように思われる。ユーロ下落はドルに対する需要のみならず、大口取引者の利益確定が関係している可能性がある。
英ポンドは、英国の第3四半期国内総生産の確定値がマイナス圏に留まったことから支持を得ることができなかった。その結果ポンドは対ドルで1.60ドルの心理的水準以下で取引された。
アジアでの取引は日本の休日から穏やかであった。日銀の口先介入とゼロ金利政策は効果を表しており、対ドルで8週間ぶりの最安値付近で取引されている。また日銀が国内行でドルとユーロ売りを行ったという情報が流れた。
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