カナダドルは月曜日対ドルで唯一強化した通過となった。更に他の通貨に対しても上昇した。小売業の楽観的な指標は少ない経済指標の発表と原油価格の高騰を背景にカナダドル上昇での取引の有力な材料となった。カナダはまた米国の主要取引相手の一つであり、経済パートナーでもあるため、米国の経済回復が有利に働いている。ユーロ/ドルは上昇を拡大しようとしたが、リスク選好の高まりによりドル・キャーリーが再燃し値を伸ばせず、1.43ドルまで値を戻した。シカゴ連邦準備銀行は製造業生産の閣外は米国経済インデックスの活性化をもたらしたが、売り上げと需用は弱いままである。米国の経済活動インデックスは-0.32へ10月の-1.02から一気に上昇、3ヶ月続いた下落に終わりを告げた。
ユーロ圏の経済指標は良好だが、意義は少ないものであった。10月の独住宅分野の注文は回復し、月間比で需用は季節調整後3.6%上昇、年間比で+0.3の上昇となった。しかしユーロ委員会が作成した第3四半期の経済状態の発表にはユーロは7-8%過大評価されており、楽観論は無かった。ポンドは月曜日良好な経済指標にも関わらずユーロより弱く見えた。CBI英産業同盟は2010年の成長予測を上方修正し、2月にはイングランド銀行が債権買取政策を中止できると予測した。来年には国内総生産が昨年の4.5%の
1.2%上昇に転じた。英産業同盟の観測では、第2四半期にはイングランド銀行が最小の0.5%から公定歩合の引き上げを行い、年末までには2%まで引き上げられると見られている。
日本円は、デフレ脱却までゼロ金利政策を実行するという白川日本銀行総裁の最近の発言から値を下げた。更に米国経済の回復基調は2009年の大幅な下落を齎した米ドルに対する関係を変え、徐々に失ったポジションを回復すると見られている。
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