オーストラリアとニュージーランドからの楽観的な経済シグナルは太平洋地域の高金利通貨の上昇をもたらし、一方で米ドルが木曜日軟化する原因となった。ニュージーランド準備銀行は公定歩合を2.5%に据え置いたが、2010年の金融政策の引き締めを発表。市場関係者はニュージーランド中央銀行が来年中ごろ金融経済政策の段階的解除を行うと見ている。オーストラリアの失業率は5.7%まで10月の5.8%から減少、同国の経済状態の健全化を示し、また豪準銀が公定歩合の段階的引き上げを行っていくであろうという予想を強化した。同時にユーロはスペインとギリシアの債務問題への懸念から圧力にさらされており、そのことがユーロに打撃をもたらした。スイス国立銀行は公定歩合を据え置きしたが、債権購入は中止すると発表し、超金融緩和政策を終えることを知らせた。同時にスイス中銀は、経済回復局面がはっきりするまでフランクの上昇を抑え続けることを約束した。
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