米ドルは米国の休日前の取引薄の市場で下落を続け、米国の主な取引先である6カ国の通貨バスケットから算出されるドルインデックスは年間最低値と更新した。アジアでのリスク資産許容感の回復と株式の上昇は水曜日ユーロが対ドルで1.50ドルを上抜けし、2週間ぶりの最高値1.5040ドルまで上昇させた。金価格は再び歴史的最高値を更新、1180ドルに達した。米国の指標は多義的であった。米国の経済は第3期に年率換算で2.8%の上昇をしたが、この数値は消費者支出の伸びの鈍化と経常収支の赤字の伸びから見直された。支出増加の鈍化は、米国経済の回復が非常に強く国家の経済回復政策に依存しているしていることを示した。米国の20都市の住宅価格は9月に4ヶ月連続の上昇を見せ、不動産市場が安定していることを印象付けた。消費者信用指数は専門家の予想を超え、米消費者は弱い経済状態に対し恐れを抱いているが、11月の消費者信頼指数は49.5へ、10月の48.7から上昇した。FOMCの議事録は目新しいことは何も無く、目を引くのは労働市場が悪化したにも関わらず2009年の成長率が前回の-1.5- -1.0から-0.4- -0.1%に引き上げられ、2010 年は2.1-3.3%から2.5%-3.5%へ引き上げられた経済成長予想くらいである。
日本円は対ドルで最安値の88.0円まで下落、ストップ注文が薄商いの中で執行され87.50円まで急落。日本の10月の黒字の貿易収支は8071億円に達し、昨年の赤字と急激な対象をなしている。年率換算-23.2%に達する10月の輸出の下落は9月の-30.6%より減少、2月の最高値-49.4%よりかなり少なくなっている。
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