木曜日の取引はリスク選好が弱まったことを背景にドルが強化した。東京の株式インデックスの下落が欧州、アメリカ市場へ波及、ドルの強化と高金利通貨の下落をもたらした。
米国の指標は全体的に好調であったが、株式市場の悲観的な見方を一掃することはできなかった。フィラデルフィア連邦準備銀行インデックスは予想の12.2を超え4年ぶりの最高値である16.7に近づき、先行指数Conference Boardは10月0.3%上昇、予想は月換算0.4%、前期比で1.0%であった。インデックスは7ヶ月連続で上昇を見せ、今後の数ヶ月の経済活動活発化を期待させた。新規失業保険申請数は変化は無く50万5千件であり、ほぼ予想通りであった。失業保険継続受給申請件数は1週間で3万9千件減の561.1万件まで減少し、予想の5万2千件減より悪かった。金曜日ドルは欧州株式市場がマイナス圏に入ったため、欧州取引開始と同時に値を上げた。経済指標発表が無いことからマクロ経済指標に注目が集まっており、主要通貨の動きは株式インデックスに支配されている。
IFC Markets公式ページへ
0 件のコメント:
コメントを投稿