ユーロ/ドルは貿易収支が悪化しなかったにも関わらず火曜日売り手の圧力にさらされた。しかし1.4810/20ドル水準の支持線は保持され、好調な株式相場の動きは最安値からユーロを押し上げ水曜日早朝回復を続けた。ユーロ圏の貿易収支は8月の22億ユーロに対し+1.1%の伸びを見せた輸入を上回り月換算で+5.5%の輸出の急騰を背景に68億ユーロ上昇した。米ドルは火曜日需要があったが、水曜日にはドル売りが再開された。米当局はドル軟化に懸念を示しており、市場には大量のショートポジションが出回っている。欧州の銀行は金融緩和政策が終了するのではないかという懸念に直面している。ドルインデックスは同時に軟化傾向を示しており、74.75水準の強さを再度テストしようとしている。米国のPPIは0.3%上昇、9月は-0.6%であった。同時に食品とエネルギーを除く正価は0.6%下落し、まだインフレ上昇危機は話題にならないことを見せた。同時にインフレ期待が英ポンドを上昇させた。消費者価格指数CPIは英国の10月のインフレ専門家の予想を超えた。消費者価格は年換算で1.5%上昇、前月は1.1%の上昇であった。その為、フンダメンタル指標は英中銀が金融緩和政策を終了する引き金となり、インフレ抑制の為の公定歩合引き上げを開始する可能性が十分ある。英ポンドは対ドルで1.68ドル水準に留まり続け、1.70ドルに一気に駆け上がるため力をためている。金は水曜日朝再度歴史的最高値を更新、自身を持って1150ドルの水準まで上昇した。昨日のドル強化は事実上希少金属の相場に影響を与えず、その事は上昇トレンドと市場が1200ドルや1250ドルへの上昇への決意を証明している。
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