ユーロは対ドルで株式市場が好調だったにも関わらず1.50ドル水準に強化できなかった。強いドル賛成を繰り返したバーナンキ氏の発言は短期的な影響しかもたらさず、ドルは下落持続。米経済はまだ弱いまま、更に公定歩合を長い間低いまま据え置くという発言はドルに対する興味を強めた。豪・NZドルはニューヨーク取引で年間最高値を更新。しかし統一欧州通貨は弱含みの取引となった。英ポンドは月曜日インフレ率上昇期待から対ドル・ユーロで強化し楽観的に見てる。その期待は叶えられた。英国のインフレ上昇率は年換算で+1.5%、予想は+1.4%であった。そのことはポンドが1.6873ドルまで下落する要因となったが、それ以下の下落は起こらなかった。
豪ドルは火曜日豪準銀会議議事録発表後圧力にさらされた。豪中銀指導部は利上げ速度は決定されておらず、危機回避プログラム終了中に利上げをすばやく行うと景気回復の足を引っ張ると考えている。豪ドルは12月1日の豪準銀での利上げ観測が低下したことから下落した。米ドルは対円で88.70円水準を下抜けしようとしたが、日銀の市場介入の可能性がうわさになったことから円買いが弱まった。その後、株式市場軟化からドルが回復傾向になったことから89.0円まで値を戻した。
IFC Markets公式ページへ
0 件のコメント:
コメントを投稿