重要経済指標が無いため、火曜日の外為市場は不活発で、主要通貨は狭いレンジ内取引に終始した。英国自身のランキング下落可能性についてのランキング業者Fitchの発表は英ポンドの短期的な下落をもたらした。英国は国債発行削減の為にあらゆる政策を採る為、ランキングは下がらないと言う英国官僚の発言は、ポンドを元の水準に戻した。ZEW欧州中央経済研究所が発表した独経済及び欧州経済全体に対する投資家の信頼指数は悲観的結果であった。投資家の今後6ヶ月の経済先行きに対する期待指数は51.1ポイントまで下落、10月は56ポイントであったが、予想よりも好結果であった。10月の独消費者物価インデックス(調整済み)は予想に反して年率0.1%下落、月率で0.1%の上昇に留まった。そのことは域内のインフレ圧力は限定的であることを物語っている。
水曜早朝の取引で収容通貨ペアは狭いレンジ内で強化、しかし欧州取引でドル売りが再び活発化、レンジは広がった。しかし米国が休日とマクロ経済指標の欠如の為、取引量は少ないままであった。日本と中国の経済指標が好調だった為、市場関係者の全体的な気分改善し、ユーロは対ドルで1.5047ドルまで上昇、豪ドルは対米ドルで0.9343米ドルまで値を上げた。10月の中国の工業生産は昨年の同期(15.5%)と比べ16.1%上昇。更に、日本の9月の機械及び機器受注は昨年と比較して10.5%上昇した。
IFC Markets公式ページへ
0 件のコメント:
コメントを投稿