リスク資産への関心が米ドルに下落圧力を掛けている。月曜のマクロ経済カレンダーは主要なものは無く、外為相場に影響を与えているのは、専ら株式インデックスと資源価格の上昇である。その上昇は週末のG20サミットで、経済活性化政策の継続に賛成したことから起こった。金融緩和政策継続は、落胆させられた米国雇用統計が引き起こした先週の懸念を小さくした。ユーロ圏の経済は経済回復へのサインを見せている。独の工業生産量の統計は2.7%の伸びを示し、予測の1%をはるかに超えた。
これを背景にユーロは対ドルで1.50ドルまで一気に上昇。英ポンドは他の通貨とともに2ヶ月ぶりに最高値更新、しかしこの水準で留まることができず利益確定開始した圧力で反落。英国は他の経済大国よりもAAAランキングを失う可能性が高いと言うFitch社からの警告はポンドの下落警告を強め、ドルが火曜日早朝に値を上げる助けとなった。しかしその反応は長続きせず、リスク資産への関心の高さを裏付ける取引となった。
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