イングランド銀行と欧州中銀の会議は新たな驚きをもたらさなかった。イングランド銀行は公定歩合を0.5%のまま据え置き、政権取得額を25億ポンドまで引き上げた。しかし市場はポンドが発表後一定の支持を得たため、50億ポンドまで債権買取プログラムが拡大されると懸念している。欧州中央銀行はリファイナンス金利を1%のまま据え置いた。また欧州中銀総裁の記者会見は注目の的となった。トリシェEU中銀総裁は再度、現在の金利は訂正であると語り、金融緩和政策からの出口戦略を考える必要を強調した。この決定を証明するため、ECBは12ヶ月長期リファイナンス・オペを終了することを決定した。トリシェ自身は、政策金利には影響を与えないため、その決定自身は金融記し決め政策ではないとしているが、統一欧州通貨は上昇への足がかりを得た。リスク資産への追加的な指示を米マクロ経済指標が与えた。米新規失業保険給付申請数が2万件増加、51万2千件となり、ADPリポートの失業増加ペースの減少を裏付けた。
今日の主要経済指標は米労働市場の状態に関する統計である。10月の米新規雇用者数の平均予想は-17万5千、前回の数値は26万3千であった。10月の米国失業率は予想では+9.9%まで上昇、9月は+9.8%であった。
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