2009/11/04

今日の市場動向

FOMC会議を前に米ドル下落 金は歴史的最高値を更新

米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に米ドルは主要通貨に対し下落、しかし形成されていたレンジからはみ出すことはなかった。エコノミストは発表を前に、FOMCは経済活性化に追加投入した1兆円強の資金は経済発展を活性化、またゼロ金利政策は当分の間変更無しと、今晩発表すると予測している。恐らく長期間公定歩合を低い値に留めて置く事を再び発表すると見られている。

ダウ・ジョーンズ工業株価平均は9680ドル水準を割り込むこと無く、S&P500は1030ポイント付近で支持線を得た。
株式市場の市況好転はドル・ロングポジションの利益確定をもたらし、リスク通貨への興味を引き起こした。火曜日早朝の急落後、ユーロ/ドルはその後一日反転上昇しようとし、水曜のアジア市場で上昇を続け取引終了直前には下落幅の半分ほど回復した。

ドル下落は英ポンドが、RBS及びLloyds銀行更に期待を裏切った建設分野のPMIインデックスに関するネガティブな情報から回復する助けとなった。住宅市場の継続的回復に関するニュースはポンドの上昇傾向を支持した。しかし、地平線には相変わらずイングランド銀行の会議とそれに関連する金融緩和プログラム拡大の恐れがちらついている。

金価格は、インド中銀が様々なプログラムの追加資金を得るために売り出した200メートルトンの金をIFMから購入したというニュースへの遅まきながらの反応に関連する資源価格の上昇を背景に上昇気分を得た。取引は67億ドルと見られ、最近30年の間で中銀が行った購入で最も大きい取引となった。


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