楽観的な指数にも関わらず、リスク回避が継続している。10月の米国の製造業分野の経済活動指数は2006年10月からの最高値をつけ、55.7まで予想の53を超え上昇。また雇用部門でも安定的な回復を見せ、2006年4月からの最高値に達した。楽観的な市況は不動産分野でも見られた。米国の中古住宅販売の不成立の件数は住宅関連の優遇税制を終了前に利用した反動から上昇。それにも関わらず米株式市場はプラス圏で終了、流動性は高かったが、最近から続く否定的な気分を一掃できなかった。欧州株式インデックスが下落し、米株式インデックスの先物が下落傾向で始まったため、米ドルは火曜日主要通貨に対し大幅に強化。ユーロ／ドルは欧州市場で1.4680/1.47ドルの支持線を下抜けし、1.4630ドルまで下落。豪ドルは豪準銀の0.25%の公定歩合引き上げ後、数ヶ月間の利益確定局面から圧力がかかっている。英ポンドは英銀行の経営状態への不安から下落した。
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