ユーロ/ドルは年間最高値を更新1.5059ドルに達したが、その後アジアのある中央銀行が売り圧力を掛けたため1.5020ドルまで反落した。1.50ドル以上は欧州経済にとって致命的であると言うEU指導者の数回にわたる発言にも関わらず、市場関係者は統一通貨高で取引をしている。米国の主要指数のインデックスの予想外の高い数値は予想を改善したのみならず、株式市場とリスク資産への需要への楽観論を再び生み出した。9月の主要指標の伸びは1%を記録、予想は0.8%、前回の数値は0.6%であった。
ポンドは、欧州取引で前半下落したにも関わらず本日の取引を対米ドルで強化して追終えた。卸売価格は予想より低く、0.5%の伸びが期待されているが2ヶ月間同じ数値のまま留まっている。ポンド支持をイングランド銀行議事録が与えている。議事録に拠ると全会一致で公定歩合据え置きと経済支援の為の資産買取継続を決定した。イングランド銀行が11月に資産買取を止めるのではないかと言う期待もポンドに対する楽観を支持した。
豪州の発表された第3期の指数は9.6%の輸出価格の下落を記録。輸入は3%の下落であった。豪経済相は経済回復には更なる住宅価格の上昇が必要だと述べた。これを背景に豪ドル/米ドルは上昇テンポを鈍化、0.92-0.93米ドル水準で取引が続いている。
日本投資家の景気観測インデックスは10月8ポイント下落した。日本円は相変わらず軟化傾向。豪ドル/円は年間最高値を更新、米ドル/円は輸出業者の円売りがあった91.70円水準の抵抗線を抜け91.88円水準に達したが、ドル軟化傾向から92.5円水準には届かない見通し。
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