水曜日の為替市場は米会計年次の開始への期待とマクロ指標の欠如から値幅の狭い取引が行われた。米ドルは、リスク資産への関心喪失から起こった2日続けての下落から値を戻そうとしたが、今日のアジア取引で米ドルは主要通貨に対しすべての機会を失った。Alcoa社の予想よりも良かった指標は株式市場に活気をもたらし、リスク資産への関心を呼び起こした。更に予想に反して良い結果であった豪労働市場は、失業率の上昇をもたらさない公定歩合の引き上げという豪準銀の立場を強化した。9月豪失業率は5.8%から5.7%に減少、予想は6%であった。雇用水準は4万600人上昇、予想は1万人減少であった。このことはオーストラリア準備銀行が年末までに更に公定歩合を引き上げる可能性があるといううわさを強め、その結果豪ドルは対米ドルとその他の主要通貨に対し急騰し、年次最高値をつけた。
英ポンドは米取引で強化、木曜のアジア市場でも続伸をした。市場関係者は英中銀ミーティングまえにショートポジションを減らすと見られている。8月に英中銀が予想に反し金融緩和政策を拡張したため市場には警戒感が広がっている。
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