米株式市場は今回、米経済指標の悪化を持ちこたえることができなかった。ISMに拠ると、9月の生産分野経済活動指数は先月比で52.6まで下落、市場の予測は54であった。新規失業保険申請数は1万7千件まで増加、予想より5千件多かった。失業保険継続受給者数は609万人まで減少、予測の617万件よりも少なかった。8月の個人支出は予想の1.1%を超え1.3%増加、主要米株式インデックスは木曜日大きく値を崩した。
ダウ・ジョーンズは2.09%の下落で取引を終え、S&P500は2.58%下落、NASDAQは3.06%値を下げた。資産運用リスク回避から逃避通貨である米ドルと日本円が上昇した。
それにより資源国通貨、豪及びNZドルは大幅に下落、金曜日もその傾向が続いている。ユーロは1.4520ドル水準の支持線上方に留まっている。欧州中銀が公定歩合引き上げを行う可能性があるため、それに対する投機がユーロを支持している。9月のPMI製造業経済活動指数は続伸し、8月の48.2から49.3へ上昇した。しかし数値は50を割り続けている。
ユーロ圏の8月の失業率は先月より0.1%増加で予想水準の9.6%に達し、10年ぶりの高水準となった。日本円はリスク回避から値を上げ、また8月の失業率が最高値の5.7%から5.5%まで下落したことから好感した。個人消費は7月の-2.0%から2.6%まで上昇した。
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