米ドルは水曜早朝の取引で主要通貨に対し下落した。前日の経済指標は全体的に市場を落胆はさせず、リスク資産への関心は高い水準を保っている。8月独への輸入はエネルギー価格の高騰で予想より大幅に回復した。ユーロ圏の経済景況は小売市場を除きすべての分野で経済活動の活性化を反映し、回復しつつある。経済景況指数は82.8まで上り、8ヶ月連続の上昇を記録した。
小売業信頼感指数は47.1から48.6の16ヶ月ぶりの最大値まで上昇した。第二期の英GDPは期間比で0.6%、年間比で0.5%減少した。8月の英消費者ローンは予測よりも拡大。CBI指数は小売部門が安定化してきたことを表している。売上高は予想をはるかに超え、8月の-14から3まで急騰した。
豪小売業は8月、三ヶ月ぶりとなる0.9%の伸びを記録。経済学者は0.5%の伸びを予想している。7月の指数は-1%から-0.9%に上方修正され、リチャード豪中央銀行総裁が不動産バブルを警告、現在の不動産ローンの低金利が続くと思ってはならないと述べた。これを背景に豪ドルは対米ドルで最高値を更新、0.8837米ドルを欧州市場でつけた。
日本円は日本の金融政策を担当する政治家が強い円を擁護する発言を否定しただけでなく、為替介入の可能性も示唆したため、対ドルで上昇をはじめた。日本の経済指標はデフレ圧力が高まっており、消費者物価指数(CPI)が6ヶ月連続で年間-2.4%水準まで落ち込んでいる。
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