ユーロ/ドルは月曜日、欧州取引とアメリカ取引時間に見られたリスク資産への関心の高まりにも関わらず、1.4660ドル水準以上につけることができなかった。更に強いドルを期待するトリシェ欧州中銀の発言が欧州統一通貨に圧力を与えた。ユーロを巡るニュースも余り好もしいものでない。9月の独消費者価格は市場が予測したより下落した。年間CPIは-0.3%下落(予想-0.1%)、月間CPIは-0.4%落ち込んだ。それ故、以前からのデフレリスクが残っており、欧州中銀が量的緩和政策の引き締めを行うことを押しとどめている。
スティーブン豪中銀総裁が議会証言を行い、豪経済は回復基調にあり、適切な時期に金利引き上げを行うを行う必要があると発言した後、月曜日に最も需要のあった通貨は、豪ドルであった。
加ドルもカナダ中銀総裁がインフレ上昇率が予測よりも強かったことから、金融政策を柔軟に運用すると発言したため上昇した。
ドル/円は8ヶ月ぶりの最安値更新となる88.23円水準に到達した後、投機家が金融政策の寛容を利用して円を受け入れがたい水準まで追い遣る可能性がある危険あると金融政策関係者が口頭介入した結果、急激に反転上昇した。藤井財務相は金融政策の誤りを認め、円の上昇には無関心から引き起こされた投機的取引を牽制した。財務相は強い通貨を目指さないが、通貨市場にとって安定が大切だと述べた。
IFC Markets公式ページへ
0 件のコメント:
コメントを投稿