米ドルはコモディティー市場の下落とアジア株インデックスの下落でのリスク回避から上昇した。世界銀行が金400トンを放出するとの情報が貴金属市場に下落圧力をかけており、1トロイオンス1000米ドル水準まで戻した。
最も下落した通貨は豪ドルとNZドル更に英ポンドであった。ポンドは先週大幅な値下げを経験したばかりであった。晩春に見られたポンド上昇は初夏にその上昇基調を終わらせた様に見える。市場関係者はこれから先の上昇を期待せずポンドの買い玉を減らしている。英信用市場に対するランキングの下落は金融セクターの安定に対する不安を増大させつつある。先月の英政府の財政赤字は1993年8月から最も高い数値であった。Rightmoveが発表した住宅価格は1.5%下落、英住宅市場が不況から脱出していないことを浮き彫りにした。
為替市場の活発でない取引は、日本の連休とFORMC及びG20サミットを前に大きなポジションを開け難い状況のため今週前半いっぱい続くと見られている。
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