2009/09/18

リスク選好が中国株下落で低下

米ドルは金曜の欧州為替市場で金と原油価格の下落から世界の株式インデックスの下落を受け上昇した。IMFがリザーブ多様化の為に金を売り出す議論を行っているという情報が流れ、金属相場に暗い影を落とした。主要株式インデックスは数日のラリーの疲れから休息に入り、幅は少ないものの下落した。

米マクロ経済指標は中立的でリスク資産の支持とはならなかった。米新築住宅件数は予想と一致(58万9千戸)、 米新規失業保険申請件数は55万7千から54万5千件と縮小した。失業保険継続受給者数 は610万人から623人へ増加した。FEDフィラデルフィア生産活動指数は前回の4.2から予想の8.0を超え、14.1に到達した。

7月のユーロ圏の季節調整済みの貿易収支は予想を超えた。輸出は6月の0.9%に比べ4.1%の伸びを記録し、輸入は0.3%減少した。その結果、貿易収支は5年ぶりの伸びとなる68億ユーロに達した。英ポンドは英銀行王手Lloyds Banking Groupが、追加資金を融通できなかったことから英金融サービス運営ストレス・テストに合格しなかったことから急落した。さらに中国株の急落がリスク資産に悪影響を与えており、投資家がドル・ショートポジション利益確定を行う原因となっている。日本円は5日間の休日を前に機関投資家は休日前に円ポジションを解消し小幅な下落。

また日本の新政府の金融庁大臣が強い円を支持しているわけではないと発言したことから、ドルは91.48円のセッション最高値を付けた。


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