2010/01/11

今日の市場動向

雇用統計はドル安圧力となった

経済回復の期待を裏切った金曜発表の農業部門を除く米国雇用指標は米ドルの悲観的要因となった。米経済は12月8万5千件雇用を失い、予想の1万件を大幅に超えた。11月の指標は4千件ほど情報修正され、質両立は依然として10%の水準に留まり、市場の米経済回復の予測は悪化した。労働市場の弱い指標は米連邦銀行の公定歩合引き上げ期待を大幅に下げ、米ドルに否定的影響を与えた。金曜の取引終了までに米ドルは主要通貨に対して下落し、月曜のアジア取引でも続落した。成人の日で日本が休場の為、流動性が低いが、それにも関わらずユーロ/ドルは3週間取引が続いたレンジから抜け出て、1.45ドルまで上昇した。資源国通貨も上昇を見せたが、対ドルでの強化はそれほど大きくは無かった。ドル下落は中国の経済指標にも影響され、14ヶ月で初めて年率17.7%の成長を記録したためである。日本円は対ドルで月曜朝、先週の管新経済相の円安誘導発言と市場介入の可能性を背景とした下落から反転上昇した。


IFC Markets公式ページへ

0 件のコメント:

コメントを投稿