米ドルは早朝のアジア市場で上昇、ユーロは下落圧力にさらされた。ユーロ下落はギリシアのソブリン債の状況に左右されていると見られている。トリシェ・ユーロ中欧銀行総裁は前日、ギリシアは困難な状況に直面しているが、中央銀行の援助を期待してはいけないと発言した。更にアンゲラ・メルケル独首相の人気下落と報道され、辞職がうわさされているが、まだ確定されていない。それにも関わらず、ユーロは早朝のアジア時間に1.4455ドル水準の売りストップが働き対ドルで$1.4400まで下落した。
日本円は木曜日、米小売業の指標発表後に対ドルで支持され、91.0円まで戻した。12月の米小売業は予想より大幅に悪化し、予想の+0.4%に反して-0.3%であった。米新規失業保険申請件数は44万4千件に達し、予想の43万7千件を上回った。
11月のユーロ圏の対外貿易黒字は縮小した。ユーロスタット欧州統計局の統計によると、11月のユーロ加盟16ヵ国の対外貿易黒字は48億ユーロで、10月は66億ユーロであった。修正前のユーロ圏の対外貿易黒字幅は88億ユーロと発表されていた。同時にユーロ圏の消費者価格の上昇は12月食料品、物流、旅行サービス価格の高騰により早まり、年間上昇率は予想と同率になった。月間インフレ率は予想通り0.3%で、年率で10ヶ月ぶりの最大値となる0.9%をつけた。
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