2009/10/28

今日の市場動向

リスク資産回避から米ドル続伸

米ドルは、米国の消費者信頼指数の弱い結果がリスク資産回避を引き起こしたことから続伸した。Conference Boardの指数に拠ると、10月の消費者信頼は47.7まで下落、9月は53.4であった。消費者信頼は予想では10月53.2となるはずであった。この数値はCase-Shiller社が作成した住宅価格インデックスの小幅な改善を上回わったことから、新たな株売りを引き起こした。欧州統一通貨は対ドルで下落幅を広げ、火曜日1.4770ドルまで下落、水曜は先行指数がそれほど悪くなかったにも関わらず続落した。EU内の9月の先行インジケータ総合インデックスは1.2%増加、100.6まで上昇し、欧州経済の回復継続を示した。9月の増加は7月の1.7%、8月の1.8%に続いた。

豪州の第3期消費者価格は先月よりも堅調な増加を見せた。CPIインデックスは1%増加、第2期は+0.5%であった。予測は0.9%増であった。年間CPIインデックスは1.3%の増加、しかしそれらは豪ドルの急落を止められなかった。対ドルで0.9206米ドルのセッション最高値をつけた後、豪ドルは激しい売りにさらされ、0.9120の支持線を超え、0.9030まで急落した。

日本円は主要通貨に対して軟調な株式市場を背景に強化した。円クロスでの日本円の伸びは、米ドルに圧力を掛け、アジア取引で米ドルは91円水準まで下落、90.90円の支持線下抜けは、90.20円水準までの下落をもたらす可能性がある。


IFC Markets公式ページへ

0 件のコメント:

コメントを投稿