米ドルは水曜日、株式市場の好調な取引と好調なマクロ経済指標から値を下げた。同日の晩、米連邦準備理事会(FRB)の連邦公開市場委員会( FORMC)が最新の議事録を発表、9月に決定した金融緩和政策を継続することが表明された。数人の理事会構成員は現在の住宅関連ローンの買取プログラムを拡大することに賛成した。表決の結果、買取高は以前のまま据え置かれたが、理事会会員の態度は、米連邦準備理事会はこれから先長い間ターゲット金利を現在の水準のまま据え置くという意見を裏書することとなった。
昨日のユーロ支持は工業生産指標が与えた。8月ユーロ圏工業生産は0.9%上昇、年間で15.4%の減少となったが昨年12月から最小の下落率となった。9月の米小売販売量は1.5%縮小、予想は2.1%であった。水曜日のマクロ経済指標以外では企業の統計が発表された。JP Morgan Chaseは昨日第三期の決算を発表した。結果は予想を超え、359万ドルの利益を上げた。
英ポンドは木曜日の欧州取引でポンド・ショートポジションの閉鎖を背景に上昇基調で取引されている。GBP/USDは3週間ぶりに1.62ドルを超え、EUR/GBPは最安値の0.92ポンドに達した。欧州取引開始前にイングランド銀行金融政策委員会メンバーポール・フィッシャー氏は11月に金融緩和政策停止の可能性をほのめかし、イングランド銀行はポンド安を目標にしていないことを繰り返し述べた。ポンド急騰は最近のポンドが主要通貨に対して積極的に売られている為替相場トレンドの急変を暗示している。
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