金曜に発表された農業部門を除く米雇用統計は為替市場に動きを与えた。米失業率は9.7%に伸び、1983年以来の高い数値となり、雇用は216 000人減った。失業率の上昇は予想(9.5%)よりも高かった。同時に失業者数は最近の12ヶ月で最も少なかった。全体的に雇用情勢は安定に向かっているように見える。
しかし為替相場の反応は、良く起こることだが、両義的なものであった。市場の初めの反応は逃避通貨であるドル・円の上昇であった。しかし米株式市場が上昇すると、ドル・円は高金利通貨に対し次第に下落し、現在の為替市場がリスク管理関連で動いていることをあらわした。
先週末のG20サミットは目新しいことは何も無かった。危機脱出の一般的な戦略はまだ練られていない。米労働日の休日で市場が閉まっているため、特に目だったニュースはない。
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