金曜日のミシガン消費者信頼感は、失業ペースの鈍化と景気後退からの脱出を示唆する指標により予想を超えて上昇した。消費者期待指数は8月の65.7から70.2まで上昇。予想は67.5であった。しかしこの結果は米株式インデックスの堅調基調を支えなかった。投資家は指標発表前の利益確定を望んだからである。米ドルはアジア株売りとネガティブ圏内で取引されている米国株価指数先物の下落から堅調に推移した。更に、米中貿易不均衡が貿易戦争を起こすのではないかという懸念も影響を及ぼしつつある。
7月のユーロ圏の工業生産の状況は改善し、年下落率は今年最も低くなった。このことは欧州の経済大国が景気後退から抜け出つつあることを示唆する。発表された経済指標によると、欧州の工業生産は7月0.3%の下落にとどまり、昨年同期の15.9%と比べると小幅な数値にとどまった。その値は12.4%の下落を記録した2008年12月からの年間下落幅の最小値である。4月のユーロ圏の工業生産は昨年同期と比べ21.3%の縮小を記録した。
日本円は米ドルに対し、金曜の急騰後のポジション調整から、民主党藤井議員の新政府は市場介入を行うつもりはないと言うコメントにも関わらず、円安が進んだ。先週日本円は急騰、日本経済の脆弱さや高金利通貨への関心にも関わらず対ドルで7が月ぶりの最高値を記録した。
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